日本の買い物でよく使われる“端数価格”が、なぜ私たちの脳にお得だと錯覚させるのか
「980円」が安く感じる理由とは?
日本の店頭価格でよく見る「980円」「1980円」「99円」。 実はこれ、私たちの脳が“左端の数字”に強く影響されるという心理を利用したものです。 これを行動経済学では「左端効果(Left-Digit Effect)」と呼びます。
左端効果とは?
・私たちは数字を左から読むため、最初に目に入る数字の印象が強く残ります。 ・例えば「1000円」と「980円」はたった20円の差ですが、 脳は“900円台”として認識し、 「安い!」と感じやすくなります。
つまり、実際の差額よりも心理的なお得感が大きく見えるのです。
日本の小売店が端数価格を多用する理由
1. 「ワンコイン感覚」を演出できる
500円以下、1000円以下に見せることで、買いやすい印象を作ります。
2. “お得に見える”心理を最大化
980円は1000円より「かなり安い」と錯覚しやすい。
3. 比較したときに安く見える
1000円 vs 980円 → 20円差でも、心理的には大きな差に感じる。
賢く買い物するためのコツ
1. 端数は切り上げて考える
980円 → 「1000円」
1980円 → 「2000円」
と頭の中で丸めるだけで、冷静に判断できます。
2. “本当に安いのか”を一度立ち止まって考える
価格の印象ではなく、必要性と価値で判断する習慣を。
なぜ知っておくべきなのか?
端数価格は日本の小売業で長年使われてきた強力な販売テクニックです。 仕組みを知ることで、 「安く見えるだけの商品」 に惑わされず、賢い買い物ができるようになります。
このシリーズでは、日常に潜む“お金の心理トリック”を分かりやすく解説していきます。
次回もお楽しみに!
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