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うちはパート・アルバイトだから有給休暇なんて制度はないよ」――もし店長にこう言われた

[労働の盲点] 「パートは有給なし」は嘘?!週1日勤務でも有給休暇をきっちり取得できる法的根拠(保存版)
知らないと損する 法律・労働 規則シリーズ

これって違法なの⁈

「うちはパート・アルバイトだから有給休暇なんて制度はないよ」――もし店長にこう言われたら、それは100%法律違反です。
「パートに有給はない」と言われてカレンダーを見つめながらガッカリするアルバイトスタッフと、それを覆す法律の権利を示すイメージイラスト
「パートだから有給なし」は100%違法!
週1日でももらえる!知らなきゃ損する「比例付与」

「有給休暇って、毎日フルタイムで働く正社員だけの特権でしょ?」

そう思い込んでいるパート、アルバイト、契約社員の方は非常に多く、職場の店長や社長すらも「うちは非正規に有給は出してないから」と堂々と言い放つケースが後を絶ちません。

しかし、日本の労働基準法において、有給休暇の権利に「雇用形態(正社員か非正規か)」は一切関係ありません。

「週に数日しか働いていないから…」と諦める必要はありません。国が定めた条件をクリアしていれば、週1日の勤務であっても、勤務日数に応じた「有給休暇」が法的に必ず与えられます。会社がこれを拒否することは完全な違法行為です。

嘘に騙されないで!有給休暇が発生する「たった2つの条件」

労働基準法第39条では、以下の2つの条件をどちらも満たしたすべての労働者に、有給休暇を与えなければならないと定めています。

  • ① 雇い入れの日から「6ヶ月」が経過していること
  • ② その6ヶ月間の全労働日の「8割以上」出勤していること

条件はこれだけです。契約書に「有給なし」と書かれていても、この法律(労働基準法)のルールが絶対的に優先されるため、会社の独自ルールは強制的に無効化されます。

週1〜4日勤務でも発生する!「比例付与」の仕組みと日数表

週5日未満、または週の所定労働時間が30時間未満の短時間労働者の場合、働く日数に合わせて有給休暇がもらえる「比例付与」という制度が法律で用意されています。

自分が年間で何日もらえるのか、以下の現行の法定基準表で確認してみましょう。

週の勤務日数 半年後 1年半後 2年半後 3年半後〜
週4日 (年169〜216日) 7日 8日 9日 10日〜
週3日 (年121〜168日) 5日 6日 6日 8日〜
週2日 (年73〜120日) 3日 4日 4日 5日〜
週1日 (年48〜72日) 1日 2日 2日 2日〜

例えば、週3日のシフトで半年間マジメに働いた(出勤率8割以上)なら、その時点で5日間の有給休暇を自由に使う権利が手に入っているのです。

会社が「有給は取らせない」と言ったら罰則も! 労働者が「有給を使いたいです」と申請した際、会社側が「代わりの人を自分で探せ」「忙しいからダメだ」と拒否することは原則できません(※時期変更権という例外はありますが、有給そのものを消滅させることは不可)。また、年間10日以上の有給が付与される労働者に対しては、会社側が毎年5日を確実に消化させることが義務化されており、これに違反した会社には最大30万円の罰金が科せられます。

隠された自分の権利をきっちり取り戻す3つのステップ

「実は有給があったのに使わせてもらえなかった」という場合、今からでも遅くありません。

  • 1. 出勤実績と働き始めた日を確認する:自分がいつ入社し、毎月何日くらい出勤しているかを給与明細やシフト表で振り返り、上の表と照らし合わせて「自分に何日の有給があるか」を正確に把握します。
  • 2. 書面やメール(形に残る方法)で有給取得を申請する:口頭だと「聞いていない」とはぐらかされるリスクがあるため、社内メールやLINE等で「〇月〇日、有給休暇の取得を申請します」と明確な履歴を残して申請しましょう。
  • 3. 有給の「2年時効」を意識して請求する:有給休暇の時効は「2年間」です。つまり、去年使わずに残ってしまった有給は、今年まで繰り越して使うことができます。退職時にまとめて消化して辞めることも完全に合法です。

まとめ

「パート・アルバイトだから有給はない」は、人手不足を隠したい会社側の身勝手な嘘にすぎません。日本の労働基準法第39条は、週1日勤務のスタッフの休む権利も100%保障しています。

もし申請しても頑なに拒否される場合は、「労働基準監督署に相談します」と伝えるか、実際に最寄りの労基署の窓口へ足を運んでみてください。自分の正当な権利を知り、賢くリフレッシュできる安心な労働ライフを守りましょう!

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